アブストラクト
結び目Kに対して、結び目解消数u(K)と交点数c(K)の間には、u(K) \le (c(K)-1)/2
という関係があることがよく知られている。
谷山先生によって、u(K) = (c(K)-1)/2 ならばKは(2,p)-トーラス結び目であること
が示された。本講演では、u(K) = (c(K)-2)/2 となるとき、Kの最小交点ダイアグラ
ムの持つ性質について述べる。
時間があれば、その応用として得られる、バンド解消数の結果についても触れる。